廉価なショットガンマイクを改造しました

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tankimono
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登録日時: 2015年4月06日(月) 18:30
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廉価なショットガンマイクを改造しました

投稿記事by tankimono » 2020年9月21日(月) 19:53

廉価なXLRコネクター対応のショットガンマイクを改造しました。
コンデンサマイク作成で参考にさせていただいているShinさんのブログの情報で改造すると使えそうだとの情報からブログを参考にさせていただき私もAmazonからNeewer NW-81を購入して改造してみました。
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改造内容
  1. 電池交換や電源SWのきり忘れや常用がXLRファンタム電源対応のレコーダーやミキサーでの使用であることからファンタム電源対応に改造
  2. テレポジション時に出力位相が反転する致命的な欠陥を改善する
  3. 参考にさせて頂いたShinさんの改造ではファンタム電源使用時には電池を取り出さないといけませんが取り付けたままでも電池の破裂などの障害が起こらないように電池への逆流防止を行うが気電圧の小さなニッケル水素電池でも問題なく動作すること。
以上の条件で改造に取り掛かりました。

改造手順
  1. 分解
    Shinのブログ情報で説明のとおり4本のビスとひねりロックで分解が可能でした。
     
  2. Shinさん分析の内部の回路は
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  3. まず、Tele時に動作する二段目のTrのコレクターカップリングコンデンサ16V10μを取り外し
    画像コレクターのプルアップ抵抗3KΩ(写真右下)を取外し短絡しエミッター抵抗、写真中央上の820Ωを取外し先ほど取外した3KΩを取りつけ、バイパスコン0.022μを取り外しエミッターフォローワに改造する。
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  4. XLRのファンタム電源の高圧の架かる回路図中央のカップリングコンデンサ16V10μを取り外し
    画像コンデンサは50V耐圧のコンデンサにファンタム電源からの高圧がかかるため極性を入れ替えて交換取り付けます。

     
  5. オリジナルのコレクターからの出力パターンを写真の部分でカット
    画像エミッターフォローワ出力のカップリングコンデンサを50V10μを写真のように取りつけ
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    この写真の下側のコンデンサは勘違いで取り付け位置を間違っていたので後ほど上のランドに移して修正しました。
     
    先ほどパターンカットした部分に配線する
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    これでTele切替時に逆相になっていた信号は正相に戻ります。

    Shinさんの情報から音楽用に補正用のフィルムコンデンサ0.01μをベースからグランドにバイパスします。
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  6. ファンタム電源から電源供給するユニットを薄い蛇の目基板で作成しマイク基板の裏に取り付ける。
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    この回路を蛇の目基板で作成し、電池ボックスからマイク基板のVCC端子へ繋がるラインに電池への逆流防止のダイオードを挿入しますが電池電圧はニッケル水素電池の場合1.2VしかないためVfの小さな耐圧60Vのショトキーダイオードを使用しました。
    この基板には汎用のシリコンダイオードでOKですが購入した60V耐圧のショトキーダイオードもそれほど大きくなく同じダイオードを使用しました。
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  7. XLRコネクター部分の配線は一旦取外し電池ボックスの-端子に繋がっていたXLRコネクター3Pが1Pのグランドに落ちているショートを取外す。
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    写真のように電池ボックスのマイナス端子からとマイク基板側のグランドシールド線をXLR 1Pに接続し、マイクと電源基板からのオリジナルの白い信号芯線をXLR 2Pに接続、作成して新たに電池ボックス下を通してきた黒の線をXLR 3Pに接続する。
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    以上でShinさんのブログを参考にして少しアレンジして工作しましたが実際にファンタム電源に接続してテストした結果少し問題の在る事がわかりました。
    それは、
  8. ファンタム電源のポジティブ端子側(XLR 2P)がマイクのスイッチをOFF位置にするとグランドと短絡してしまうことに気付きました。
    ファンタム電源側でプルアップ抵抗6.8KΩ?されているのでファンタム電源にダメージは有りませんが気に入らないのでマイクスイッチのOFF位置でもアースに短絡しないようマイクのSW側のパターンを分離加工して問題がなくなりました。
    1. 改造前のスイッチ付近のプリントパターン
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    スイッチのコモン端子がグランドパターンに接続されてしまっています。
    幸い裏の上面側はスルーホールでも大丈夫なようにグランドパターンは存在しません。
    そこでこの裏面のアースパターンをルーターで写真のように分離しました。
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以上でファンタム電源でも問題なく使用可能なようになりました。

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